テーマ:量る
2020年10/19(月)
フォーラムについて
食品ロスは昨年「食品ロス削減推進法」も制定された程、
国民が一丸となって取り組んでいかなくてはいけない課題です。
また日本だけでなく、世界的な課題でもあることから
SDGsの目標にも明記されています。
「関西SDGsプラットフォーム 食品ロス削減分科会 ZERO FOOD WASTE」は昨年、
食品ロス削減に取組む、企業・市民活動団体、教育機関、行政が一体となり
2030年のSDGs達成目標年に向けて発足しました。
10月は食品ロス削減月間であることから、
多くの方に食品ロスについて
知って頂くためのオンラインイベントを開催しました。
開催した日時
- 2020年10月19日(月)
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15:00-17:30フォーラム
17:45-18:45 オンライン交流会
- 会場:配信スタジオ 関西大学梅田キャンパス
- 視聴者 Zoomウェビナー
参加者
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フォーラム:85人
オンライン交流会:11人
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企業:45人
行政:5人
市民活動団体・NPO:6人
教育関係者:5人
学生:24人
参加者の満足度
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Zoomによる終了後のアンケートより回答:38人
満足度(5段階評価):4.1
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- 参加者の感想 -
-会社員(食品関連以外)食材ロス発生の取り組み内容が、国の方針から店舗の取り組みと順をおって説明されており、大変分かりやすく会社や家庭での今後の取り組みに非常に役に立ちました。
-会社員(食品関連企業)「量る」というテーマに絞ったことで論点が整理されて分かりやすかったです。
-会社員(食品関連以外)具体的な取組や結果を聞くことにより、企業のフードロスに対する覚悟の大切さを聞くことができました。ありがとうございます。
-会社員(食品関連企業)参考になる話を聞くことができた。フードロス削減の手法としての計量の大切さが分かった。
-大学生政府の方のみならず、企業の方から直接食品ロスに関する取り組みを聞くことが出来、実践例など詳しい情報を得られたためよかったです。
タイムスケジュール
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フォーラム
- 14:45
- zoom入室可
- 15:00
- フォーラム開始(フォーム開催中、参加者のみなさまは随時質問をしていただけます。)
- ゲストスピーカーによる講演(視聴者の方は随時チャットに質問を送ることができます。)
- 農林水産省 食料産業局 バイオマス循環資源課食品産業の食品ロスへの対応について
- 大阪府 環境農林水産部 流通対策室地方自治体の取組み紹介
- 株式会社寺岡精工(計量器メーカー)計量器メーカー、寺岡精工様の事例紹介
- イオンモール株式会社 (流通)寺岡精工様のはかりを導入され、「量る」を実践されている企業の事例
- マココロ株式会社 (飲食店)イオンモールに出店しまして、ゴミの量が見える化されたことによる実践事例
- 16:35
- パネルディスカッション
- 17:30
- フォーラム終了
オンライン交流会
フォーラムに参加されたみなさまと、オンラインで意見交換ができます。
- 17:45
- オンライン交流会開始(zoomのブレイクアウトルームを使用)
- 18:30
- 交流会での意見交換を全体に報告
- 18:45
- オンライン交流会終了
実施の様子
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事例紹介
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農林水産省 食料産業局 バイオマス循環資源課
SDGsでは、2030年までに食品ロスの量を半減するという目標が掲げられています。一方で、日本政府は食品ロスについてどのような目標を掲げているかみなさんは知っていますか。
国、地方公共団体、事業者、消費者等の多様な主体が連携し、国民運動として食品ロスの削減を推進するため「食品ロスの削減の推進に関する法律」(食品ロス削減推進法)が2019年10月1日に施行されました。
また、「多様な主体が連携し、国民運動として食品ロスの削減を推進すること」を目指しています。具体的な食品ロスの削減の目標としてSDGsも踏まえて、家庭系食品ロスと事業系食品ロスともに、2000年度比で2030年までに半減させるという目標を掲げています。
また、食品ロス問題を認知して削減に取り組む消費者の割合を80%という目標も掲げています。食品ロス削減のためには、国民一人一人が「他人事」ではなくて、「我が事」としてとらえ、「行動」に移すことが必要であると述べています。政府だけでなく、私たち一人ひとり、社会全体で食品ロス削減に取り組んでいくために、どのような活動を国は行っているのか、食品産業の食品ロスへの対応についてお話をしていただきました。 -
大阪府 環境農林水産部 流通対策室
食品ロスの削減に向けて、国の方針や目標が掲げられたり、食品ロス削減推進法が施行されたりしていますが、実際に食品ロス削減に向けて動かしていくには、それぞれの都道府県ごとの取り組みが必要不可欠となってきます。そこで、今回のフォーラムでは、大阪府の取組みについて、大阪府環境農林水産部流通対策室からお話を聴くことができます。大阪府では、国の基本的な方針を踏まえ、食品ロスの削減をより総合的かつ効果的に推進するため、大阪府環境審議会に食品ロス削減推進計画部会を設置し、今年度中に食品ロス削減推進計画を策定することとしていますが、具体的にどのような取り組みが行われているのかなど、地方自治体の取り組みについてお話をしていただきました。
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株式会社寺岡精工
計量器メーカーである寺岡精工様は、1928年に「寺岡式敏感自動はかり」をリリースしました。当初は、流通小売分野に特化していましたが、そこで培ったテクノロジーを活かして食品製造・加工分野や製造・物流分野に進出しました。また、飲食・専門店分野、クラウドサービスへと広がり、様々な製品を送り出しています。その中でも、イオンモール株式会社様で取り入れられているはかりがあります。はかりを利用することで、「どこから」「どんなごみが」「どれだけ」排出されているのかを量ることができます。また、それぞれ分別した種類ごとの量のデータを見ることで、現状把握することが可能です。そして、廃棄量が「見える化」されることによって、企業側は、どの月にどのような食料廃棄が多いのかということも把握することができます。このように現状把握することで、課題を発見し、その課題の解決に向けて行動に移すことが可能となります。はかりを使用し、食料廃棄量が見える化されたことで、食品ロス削減にどのような効果があったのかなど、寺岡精工様の事例についてお話をしていただきました。
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イオンモール株式会社
みなさんもよくご存じのイオンモール株式会社様も、食品ロス削減に取り組んでいることを知っていますか?イオンモール様は、2025年までに、食品廃棄物を半減することを目標として掲げており、2019年度の生ゴミリサイクルは91.9%となっています。 イオンモール株式会社様は、寺岡精工様のはかりを導入し、実際に「量る」ということを実践しています!ゴミを原則18種類に分別し、可能なものをリサイクルしています。また、分別した種類ごとにはかりで測定しています。ごみの量を把握し、見える化することを通して、食品ロス削減に取り組んでいます。「量る」を実践されている企業の事例、そして、はかりを導入し、見える化されたことで、環境や経済など様々な面にどのような影響があったのかなど、イオンモール株式会社様の取り組みをお話していただきました。
https://www.aeon.info/sustainability/haikibutsu/ -
マココロ株式会社
「真心を持って、よい空間を作り出す、間をもって幸せをなす」という思いからマココロ株式会社という会社名がつけられました。マココロ株式会社様は、作る人・食べる人のコネクト農家の方と協力して、地域の発展、活性化を目指しています。 そんなマココロ株式会社様は、イオンモール株式会社様に出店しておられます。イオンモールでは、ゴミを18種類に分別し、分別した種類ごとに量りでゴミの量を測定しています。このように、ゴミの量が見える化されたことによって、どのような変化があったのでしょうか⁈また、ゴミの量のデータをもとに、それをどのように分析して、その後、ゴミの量を削減するためにどのような取り組みをしているのか実践事例をもとに、マココロ株式会社様のお話をしていただきました。
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オンライン交流会
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パネルディスカッション
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現場写真
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動画
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メディア掲載
チラシ
- 協賛:
- 浜田化学株式会社
- 協力:
- 生活協同組合コープこうべ
- マココロ株式会社